第1巻は鈴木みその電子書籍(電書)成功譚を元にした物語
寸評
鈴木みそ先生の電子書籍成功譚をマンガにしちゃったのがこの作品。
ルポ漫画が主戦場だけあり、取材と実体験を元にした展開はノンフィクションとフィクションの狭間にあるこの作品の説得力を高めている。
やっぱりみそ漫画は面白い(※長年のファンなので色眼鏡かかっている気もします)。
レビューをAmazon.co.jpに書きました
書籍版
Kindle版
アイキャッチ画像
なんというか、鈴木みそ先生らしからぬオサレな表紙。
「あんたっちゃぶる」と並んでも同じ作者とは思われないかも。
※「ナナのリテラシー」1巻表紙
レビュー補足
やっぱりKindle版も買ってます
ブログ見てたら199円セールってあったんで買ってしまいました。
ナナのリテラシーKindle日替わりセール中 – CHINGE
http://www.misokichi.com/chinge/2014/02/kindle-4.html
この24時間限定セールだけで3000冊売ってしまったそうです。
電子版は出版したあとの仕掛けも大事なんですね。
ただ、こういうのを作者自身がずっとコントロールするのは大変だろうなと思います。
※Kindle版「ナナのリテラシー」1巻をiPad3で表示
Kindle版は紙版とは一部変わっているとの事。先生らしい仕込みです。
詳しい差異はKindle版の「電子版あとがき」参照。
表紙も微妙に違うとの事。
とはいってもレイアウトの関係でロゴがちょっと動いただけだそうです。
レビュー後記
鈴木みそ先生はルポ漫画ってイメージなので、電子書籍の一連の話はルポ漫画的にまとめるのかなと思ってたんですが、こういう形の新作として上げてくるとは!という感じでした。
限界集落温泉や銭でも取材をベースにしたフィクション展開がありましたが、それよりも現実に近い感じが読んでてリアリティ増してくれます。
電子書籍の成功をベースにした作品としては、Web Magazine KATANAで連載している「でんしょのはなし」もあります。
ちなみにKATANAはeBookJapanで50冊以上買っていると無料で読めるので、たくさん買っている方はお得です。
ちなみにこのKATANAの原稿、一度落として半分だけ載せてあとから完全版を上げるという回があったそうです。
電子書籍ならではの荒業ですね。
原稿落ちました – CHINGE
http://www.misokichi.com/chinge/2014/01/post-241.html
しょーぢは鈴木みそ先生をこれからも応援し続けます。